胸やけがして、すごく気分が悪いんだけど! という方はおられませんか?
前胸部が重苦しい、ジリジリする、首から肩にかけて苦しい、など胸やけは嫌なものです。
ところで、この原因は何なのでしょうか?
まず、心臓疾患によるのか、消化管(食道、胃など)によるのか、鑑別が大切です。
日常生活で捉える不整脈―ホルター心電図の重要性
心臓疾患の精査では、心電図、胸部X線検査、心臓超音波検査などが行われます。
特に胸やけは、不整脈(代表的なものとして心室性期外収縮)に伴うものがあり、その場合、一般的な心電図ではなかなか捉えることができません。
そこで、ホルター心電図と呼ばれる24時間心電図検査が威力を発揮します。
小型の記録装置を装着して日常生活中の心電図を一日中記録する検査で、不整脈がどの程度生じているか、また症状と関連があるかを把握することができます。以前のホルター心電図は機械が大きく、カバンをぶら下げている印象でしたので検査に抵抗がありましたが、最新型は手のひらサイズで、服を着ていると装着していることがわかりませんし、入浴も可能で、随分ハードルが下がりました。


胸やけの原因を探る―多角的検査の重要性
一方、消化管に由来する胸やけは、ほとんどは胃酸の逆流によるものです。
検診の内視鏡などで、「逆流性食道炎がありますね」と言われた経験のある方もおられるでしょう。
しかし、現実は内視鏡でみた逆流性食道炎と、胸やけなどの症状はあまり関連がありません。つまり、内視鏡的に正常でも、胸やけは生じ得るのです。
内視鏡検査だけではなく、X線検査や超音波検査などとの組み合わせで、「胃酸が逆流している原因は何か?」を調べましょう。それによって若干治療も異なります。
また、胃酸が原因でない胸やけも稀に存在しますので、疑問点は何でもご相談ください。当院では胸やけの原因をはっきりさせ、適切な治療に結びつけるために、4月から「ホルター心電図」を導入しました。あの嫌な胸やけを解消するために、少しでもお手伝いさせて頂けたらと考えています。
記載者:院長 堀川洋平





